﹇北京 5日 ロイター﹈ - 中国の﹁ミレニアル世代﹂にとって、今後のキャリアや結婚についての見通しは暗い。彼らは、﹁何も達成できないブラックティー﹂、﹁元彼︵女︶の方がいい生活をしているフルーツティー﹂など奇妙な名前のお茶を、苦い思いを抱きつつ啜っている。 さまざまな種類のお茶を提供するカフェチェーン﹁喪茶﹂のメニューは冗談半分だが、そこに反映されている感情は深刻である。将来に大きな期待を抱いていた中国の相当な数の若者が、希望を失い、ソーシャルメディア上で﹁喪﹂と呼ばれる態度を示している。﹁葬式﹂を意味する漢字に由来する、意気消沈を示す言葉だ。 多くの場合、皮肉に満ちた敗北主義を楽しむ﹁喪﹂の文化は、インターネット上の著名人や、音楽や一部の人気モバイルゲーム、テレビ番組、悲しい表情の絵文字や悲観的なスローガンによって人気に拍車がかかっている。 数年前と比べて好調とは言いがたい経済において