![核融合発電「原型炉」開発着手へ、量研機構が主体に ニュースイッチ by 日刊工業新聞社](https://cdn-ak-scissors.b.st-hatena.com/image/square/e669c530d9fea82443c8dcfb9107cda430f69918/height=288;version=1;width=512/https%3A%2F%2Fimages.newswitch.jp%2Fimages%2Fce597604-e517-477b-9e52-c5f494426332.jpg)
最近の核融合発電の開発競争で最速の核融合開始計画は、今のところ米国のスタートアップであるHelion Energyで、2024年。商用発電開始は2028年で、既に米Microsoftと売電契約まで結んだ。 もっとも、Helion Energyの方式は非常に斬新で、多くの“伝統的”な核融合研究者はその実現性に懐疑的だ。彼らが指摘する課題は少なくとも2つある。具体的には、(1)想定する“燃料”が、重水素(D)とヘリウム3(3He)で、“点火”させるのにはセ氏10億度前後の高温が必要なため、非常に大きなエネルギーを投入しなければならない、(2)核融合のエネルギーをどこまで効率良く電力に変換できるか未知数、の2つである。(1)と(2)をまとめて言い換えると、核融合で発電できる電力が、核融合を起こさせるのに投入するエネルギーを大きく上回ることが容易ではないのである。 一方、核融合発電の開始予定時期が
アイテム 1 の 2 5月10日、核融合発電を手がける米ヘリオン・エナジー社は、マイクロソフトと電力供給契約を交わしたと発表した。写真はマイクロソフトのロゴ。カリフォルニア州 ロサンゼルスで2016年6月撮影(2023年 ロイター/Lucy Nicholson) [1/2] 5月10日、核融合発電を手がける米ヘリオン・エナジー社は、マイクロソフトと電力供給契約を交わしたと発表した。写真はマイクロソフトのロゴ。カリフォルニア州 ロサンゼルスで2016年6月撮影(2023年 ロイター/Lucy Nicholson) [ワシントン 10日 ロイター] - 核融合発電を手がける米ヘリオン・エナジー社は10日、マイクロソフトと電力供給契約を交わしたと発表した。核融合発電による売電契約は世界で初めてで、約5年後の供給開始を見込んでいる。
Instruments are viewed inside the target chamber at the National Ignition Facility (NIF) at the Lawrence Livermore National Laboratory in Livermore, California, U.S. Photographer: TONY AVELAR 米エネルギー省が所管するローレンスリバモア国立研究所の研究者らが、核融合炉の燃料から投入を上回るエネルギーが出力される状態を初めて達成したと事情に詳しい関係者1人が明らかにした。温室効果ガスが発生しないクリーンな商業用核融合発電の実現に向け画期的な一歩となる可能性がある。 水素同位体の燃料を詰めたペレット(小球)に世界最大の装置から大出力レーザーを照射し、発生したプラズマを爆縮させることで、核融合反応を引き起こす
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