russiaとpopulationに関するkaorunのブックマーク (2)
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この3年間に失われた人口は通常想定される水準を約200万人上回った。戦争、病気、国外脱出の結果だ。15歳のロシア人男性の平均余命は5年近く短くなり、ハイチと同じレベルになった。 2022年4月に産まれた子供の数は、ヒトラーに占領された時期のそれと同程度でしかない。 おまけに、兵隊に取られる年齢の男性があまりに多く死亡したり外国に逃げ出したりしているために、今では女性が男性より少なくとも1000万人多くなっている。 戦争はこうした問題の唯一の原因ではなく、最大の原因ですらないが、事態をひどく悪化させている。 西側の推計によれば、ここ1年間におけるロシア兵の死傷者は17万5000~25万人に上る︵ロシア側の数字はこれより少ない︶。 国外に脱出することで戦地の殺戮を逃れた人も、教育を受けた若者を中心に50万~100万人いるとされる。 人口学的な問題がほかになかったとしても、これほど短い期間にこ
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1.はじめに ロシアの人口動態が注目を集めるようになって久しい。体制転換が始まった1992年より、死亡率が急激に上昇するとともに出生率の劇的な低下が見られ、20年以上にわたり、ロシアでは死亡数が出生数を上回る人口の自然減が続いた︵図1︶。1992年〜2017年の26年間で自然減少︵死亡数から出生数を差し引いた数字︶は1,330万人に達した。ソ連解体後のロシアは旧ソ連構成諸国からの移民受入先となっていたため、総人口の減少は1992年初の1億4,870万人から2017年初の1億4,450万人へと400万人強に抑えられているが、1992年初総人口の10%弱に該当する自然減が20年余りで生じたという事実に変わりは無い。図1で、1992年には死亡数が出生数を上回ったことによってグラフが交差している。これは﹁ロシアの十字架﹂と称され、その行く末を危惧する論説が多数現れた。 さてしかしながら2013年、
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