世界有数の産油国であるアラブ首長国連邦︵UAE︶へのロシア産原油の輸送が増加したことが、船舶追跡データや取引関係者の話で分かった。2018年2月撮影︵2023年 ロイター/Vladimir Soldatkin︶ [ロンドン6日 ロイター] - 世界有数の産油国であるアラブ首長国連邦︵UAE︶へのロシア産原油の輸送が増加したことが、船舶追跡データや取引関係者の話で分かった。欧米の対ロシア制裁を受け、従来のエネルギー貿易の流れが変化すると同時に、ロシアと湾岸産油国の協力関係が深化していることが浮き彫りになった。 UAEが具体的にいつからロシア産原油を輸入し始めたのかは不明だが、タンカー追跡データによると、2022年2月のロシアによるウクライナ全面侵攻開始と、その後の西側諸国の対ロシア制裁導入をきっかけに輸送量が増加した。
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