プロ野球・中日が初めて日本一に輝いたときのエースで﹁フォークボールの神様﹂と呼ばれた杉下茂さんが、間質性肺炎のため今月12日に東京都内の病院で亡くなりました。97歳でした。 杉下茂さんは東京都出身。 昭和24年︵1949年︶に中日に入団し、昭和29年︵1954年︶にはリーグ最多の32勝をあげてチームを初めてのリーグ優勝に導き、日本シリーズでも5試合に登板して3勝をあげ最高殊勲選手に選ばれました。 当時は珍しかったフォークボールを決め球に、巨人の川上哲治選手などの強打者を抑え﹁フォークボールの神様﹂と呼ばれました。 通算では215勝をあげて最多勝に2回、最優秀防御率に1回、沢村賞に3回輝き、昭和30年︵1955年︶にはノーヒットノーランを達成しています。
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