著‥ 小野寺史宜 家賃5万円弱のワンルームに住みつづけてうん十年。誰よりも﹁まち﹂を愛し、そこで生きるふつうの﹁ひと﹂たちを描く千葉在住の小説家、小野寺史宜さんがいちばん住みたいのは銀座。でも、今の家賃ではどうも住めそうにない。自分が現実的に住める街はどこなのか? 条件は家賃5万円、フロトイレ付きワンルーム。東京23区ごとに探し、歩き、レポートしてもらう新連載です。 ◆◆◆ 東京23区に住みたい。と昔から思っている。30年思っているのに、まだ住めない。僕は今も千葉県にある家賃5万円弱のワンルームに住み、毎度江戸川を渡って東京へ向かう。住みたいと思ってるからいいや、いつか住むからいいや、との怠惰な甘えがあったのかもしれない。 というわけで、ちょっと真剣に考えてみることにした。23区のなかで、自分はいったいどこに住みたいのか。 答はすぐに出る。一番住みたいのは、20歳のころから愛してやまな
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