千葉県銚子市の千葉科学大を運営する学校法人「加計学園」(岡山市)が大学の公立化を要望している問題で、銚子市が発足させた検討委員会の初会合が14日、市内であった。学園側が「公立化ができない場合は来年度からの新入生募集停止を考えざるを得ない」との意向を示したことに、委員らは議論が制約されると批判した。(堀場達)
群馬県安中市の2024年度一般会計当初予算案は前年度比9・88%増の総額288億4700万円。4年連続で前年度を上回り、過去最大となった。庁舎建設などに伴い市債発行は前年度の2・6倍に膨らんだ。 新規事業では、地域経済活性化を目的とした電子地域通貨導入に1億8千万円を計上した。観光振興では、碓氷峠の自転車ヒルクライム大会開催補助に500万円を盛り込んだ。碓氷峠の森公園から長野県軽井沢町まで旧国道18号などをコースに実行委員会方式で10月に予定する。
昨年8月26日に開業した次世代型路面電車(LRT)、芳賀・宇都宮LRT(通称ライトライン)。国内の路面電車としては75年ぶりに誕生した新線の盛り上がりは、年を越しても衰える気配がない。 宇都宮市などが出資する運営会社宇都宮ライトレールは順調な客足に応え、3月のダイヤ改正で増発に加え、路面電車では珍しい快速運転を準備中だ。2030年代には市中心街を通過するJR宇都宮駅以西への延伸を計画し、典型的な車社会である北関東の交通網に一石を投じようとしている。 ライトラインは宇都宮の異名「雷都」にかけた名称で、車体の黄色が雷光を表す。宇都宮駅東口-芳賀・高根沢工業団地(芳賀町)間の14・6キロ(19停留場)を約44分で結び、車両は3両編成で車いすなどに対応した低床型。定員159人(座席数50)は路面電車としては国内最多で、1編成の長さ29・52メートルは路面電車の法定限度30メートルぎりぎりに迫る。軌
横浜市営地下鉄ブルーラインの川崎市への延伸を巡り、川崎市が2021年度と22年度に計上した関連予算が連続して未執行だったことが22日、川崎市議会決算審査特別委員会まちづくり分科会で明らかになった。岩隈千尋議員(みらい)は「事業が停滞し、鉄道事業許可取得に向けた国との協議が整っていない。目標の30年開業は難しいのではないか」と市側にただした。(北條香子) 市交通政策室によると、21年度は1689万円、22年度は1999万円の予算を計上し、新百合ケ丘駅などの基盤整備の検討を予定していた。しかし、リモートワークの定着などにより、需要や採算性の予測が悪化。基盤整備の前提となる具体的なルートや駅の位置が決まらず、検討が持ち越される状況が続いたという。本年度は事業性の改善に向けた検討に531万円を計上しているが、まだ執行されていない。 藤原徹・まちづくり局長は答弁で「20年からのコロナ禍に伴う新たな生
信越線横川-軽井沢間の「碓氷新線」開通60年記念企画展を開催中の鉄道テーマパーク「碓氷峠鉄道文化むら」(群馬県安中市松井田町横川)は30日、「聖地で味わう特別な一日」と題したイベントを開く。 碓氷峠越えの急傾斜で難所だった同区間にとって、9月30日は特別な日。1963年9月30日にアプト式鉄道が廃止され、翌10月1日に本開業した碓氷新線も長野(北陸)新幹線の開通に伴い97年9月30日を最後に廃線になった。 節目の日を「先人の苦労を後世に受け継ぐ一日になるように」と、開園時間を夜まで延長して多彩な催しを用意。アプト式鉄道で活躍した電気機関車ED42の屋外展示や、特急あさま号(189系車両)の車内公開、同区間の運転最終日97年9月30日の運転士時刻表展示などを予定する。
昨年三月に定期運行を終えた小田急電鉄の旧特急車両で、「白いロマンスカー」として人気だった「VSE」の一編成が、来月二十四日の特別運行後に廃車となることが決まった。経年劣化が理由で、残る一編成も十二月に廃車予定。 VSEは全二編成で二〇〇五年に運行を開始。高い天井や、窓側を少し向いて景色が見やすい座席が評判となり、当時低迷していた箱根旅行の人気回復の一翼を担った。十七年間の定期運行後も乗車会などのイベントで走り、人気だった。 同社は複数の引退イベントを開催。来月二十三~二十四日には参加者を乗せた二編成が特別行路を運行し、複々線で並走しながら「追いかけっこ」をする。運行ルートは伏せられており「お楽しみに」としている。乗車料金は中学生以上一万三千八百円からで、今月十六日に販売開始。申し込みはホームページ「小田急旅の予約サイト」で。別日に撮影会や、オンラインの技術講座もある。(原田遼)
北大西洋条約機構(NATO)首脳会議は北欧スウェーデンの加盟を認めて三十二カ国に拡大する一方、ウクライナの加盟を巡り時期などの道筋を示さなかった。
四月の東京都の大田区長選で初当選した鈴木晶雅区長(64)が十六日、就任記者会見を開き、JR・東急蒲田駅と京急蒲田駅を結ぶ「蒲蒲線」(新空港線)について、「整備は区の四十年来の悲願。松原(忠義)前区長の意思をしっかり引き継ぐ」との意向を強調した。 区長選では蒲蒲線反対を訴えた候補が善戦したが、「区内から羽田空港、新宿、渋谷、埼玉方面にもアクセスできるようになる」と開通による効果を訴えた。また、区が蒲蒲線について説明する短い動画を作成したことも紹介し、「区民に分かりやすく丁寧に説明したい」と話した。 記者会見では、区議会六月定例会に提出する一般会計補正予算案についても説明。物価高騰対策として、区立小中学校の給食費を今年六月から来年三月まで無償化するほか、ヤングケアラーの実態を調査することなどを明らかにした。(布施谷航)
ロック歌手で二〇〇九年に亡くなった忌野清志郎さんをしのぶファンらのイベント「忌野忌(いまわのき)」が命日の二日から、旧国立駅舎(東京都国立市)で開催される。忌野さんとの思い出をつづった文集が数量限定で配布され、最終日の四日のストリートライブでは名曲「雨あがりの夜空に」などを参加者で歌う予定だ。(岡本太) 忌野さんはロックバンド・RCサクセションを率いた伝説のロックスターで、幼少期を過ごした国分寺市や国立市は「聖地」として没後、熱心なファンが訪れる。「忌野忌」は、そんなファンの一部が二〇一三年から、忌野さんの歌や生きざまを語り合うイベントとして開催。新型コロナウイルスの影響で中止となった二〇、二一年を除いて毎年実施しており、今年で九回目となる。
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