関西3空港をめぐる問題で、大阪(伊丹)空港の廃港を主張する大阪府の橋下徹知事は6日、「中央リニア新幹線の開通時期と伊丹廃港を連動させる必要はない。廃港は10年以内でよい」と述べ、これまで平成47年としていた廃港時期の目標を短縮させる考えを明らかにした。また、関西国際空港の着陸料の値下げのため、土地を国が所有し、管理運営を関空会社が行う「上下分離方式」による経営が望ましいとの意向も示した。 関空発着機の増便を決めた「フェデラル エクスプレス」(フェデックス)幹部が府庁を表敬訪問した後、報道陣の取材に応えた。 橋下知事は「3空港併存が続けば、コスト高が解消できず、フェデックスは関空から離れ、関西は沈没してしまう」と伊丹空港廃港をあらためて主張。「フェデックスが増便を決めたこのチャンスを逃してはいけない。伊丹問題の決着を早くつける」とした。 橋下知事は、新大阪駅−難波間などが想定されている鉄道新