近鉄百貨店は8日、2014年2月期連結決算の業績予想を下方修正し、売上高が当初予想より70億円少ない2830億円に、営業利益が6億円少ない40億円にそれぞれなると発表した。 日本一の超高層ビル「あべのハルカス」(大阪市阿倍野区)で6月に一部先行開業した本店の売上高が、目標を下回ったことが響いた。10日にはウイング館が新装開業するが、穴埋めするのは難しいと判断した。 13年8月中間連結決算は、奈良県天理市と大分県別府市の土地の価格下落で生じた特別損失も重なって、最終損益が11億円の赤字となった。ただ、資産売却による特別利益を見込み、14年2月期の最終損益は19億円の黒字予想を維持した。