取材対象とは、できることなら﹁プロとプロ﹂としてお付き合いができればと思っている。 ただ、彼我の差をカバーしきれないほど偉大な取材対象、というのも世の中にはたくさんいる。 もちろん、そういう取材機会をちょうだいして困ることなどない。ものすごく幸運なことだ。身震いしつつ、軽くは見られないようにと、必死に気を張ってことに臨む。 ただ多少気を張ったところで…というくらいのものを、実際の取材の中で見せつけられることもある。 その日、僕は取材をさせていただいたお礼を述べると同時に、思わずへたり込んでしまった。 今回は41歳にもなっていた当時の自分が、いまさらながらにそんな体験をした話をつづらせていただきたい。 2018年12月22日。僕はラスベガスの日本料理店にいた。 久々のご挨拶を兼ねた夕食。オーナーのナカノさんは、2014年までアメリカ転戦中の石川遼プロを食事面でサポートされていた。 ﹁懐かしい
![「塩対応」と、震える指先と。レディー・ガガのエールはすべての人々に|塩畑大輔](https://cdn-ak-scissors.b.st-hatena.com/image/square/bd0c13eb1a1ee07ca9e478409642be6b3ce1d5f8/height=288;version=1;width=512/https%3A%2F%2Fassets.st-note.com%2Fproduction%2Fuploads%2Fimages%2F32810468%2Frectangle_large_type_2_f27c646744b9a20d8fda570d9cf93209.jpg%3Ffit%3Dbounds%26quality%3D85%26width%3D1280)