﹁質問のテクニック﹂と言えば、相手の本音を聞き出す、相手を狙い通りの方向に誘導する、など、情報収集や情報操作を目的に使用することが多い。 田原総一朗‥﹁消費税、選挙前に上げるんですか?﹂ 某経済閣僚‥﹁前とか後というより、あくまでも経済情勢をしっかりと見極めて、ですね﹂ 田原‥﹁そんな曖昧なことを言うから与党の支持率が下がるんだ!﹂ 田原さんは鋭い質問で相手に切り込み、揺さぶる。本音を引き出すための武器として﹁質問の技﹂を繰り出している。 面接官‥﹁今日は何時頃朝食をとりました?﹂ 受験生‥﹁︵﹁え? 志望動機とかじゃないの?﹂。想定外の質問にしどろもどろ︶はい。えー、えー、まだ食べて︵朝抜きはまずいよな︶、いや6時頃…ですか﹂ こんな意表を突く質問。面接官は、日常の暮らしぶりばかりか自在な応対能力のチェックを意図して、戦略的に質問している。 アナウンサー‥﹁ここはバントでいきますか