昭和の頃は、新聞というものは﹁毎朝家に届くもの﹂であり、みんなが毎朝それを読むことは﹁正しい習慣﹂であり、﹁情報収集ツールとしての使い勝手はどうか?﹂といった問題意識など、なかったように思われる。ところが平成になって20年経った今日では、日常生活における新聞の扱いは大きく変貌したようだ。とくに若者において…。 毎日新聞を読む﹁習慣﹂を持っている人は、40代では2人に1人いるが、20代ではわずか4人に1人まで減ってしまう。20代では、新聞をあまり読まない人(﹁たまに読む﹂+﹁ほとんど読まない﹂+﹁読まない﹂)が6割を占め、多数派となっている。日常生活における新聞の位置づけは、明らかに世代間でギャップがあるようだ。要するに若者の多くは新聞を読んでいない。新聞離れは若い世代ほど進んでいるのだ。 働く20代が4人いれば、そのうちの3人は、主にインターネットから情報を得ている。40代では、それより