3年ほど前から省エネと称して、 冷房の設定温度を28度にするという 精神訓練が日本で流行っているらしい。 竹槍でB29を落とそうとした国民にとっては このくらいは屁の河童といったところだろう。 尊敬の意を禁じえない。 幸いにも、私はこれが始まる前にこちらに来たので こうした修行を受けずに済んでいるが、 今日のニュースによると、 25度から室温が一度上昇するごとに 作業能率は2%ほど低下するそうだ。 実際には、これは影響を過小評価しているだろう。 オフィスで行われる作業のうち大半は単純作業なので 頭脳労働ではもっと効率が落ちるだろうし、 室温が上昇する毎に作業能率の低下は加速するだろうからだ (そうでなければ、室温50度でも通常の半分の作業をこなせることになる)。 まあ、ひとまずそうした細かい点は脇において、 これを機に冷房の設定温度を28度にすることが いかに馬鹿げているか計算してみたい。
昨日から沢山のRTで見かける 田中優×小林武史 対談 http://bit.ly/hITIqK 。その中の東電に関するコメントがなんとも胡散臭く感じられたので、思うことを殴り書いてみた。こちらです → ◇ まず、この部分について 田中氏 『東京電力が東京大学に委託して、犬吠埼に風力発電を建てたらどれだけ発電するかを調べたそうです。そうしたら出てきたデータが「東京電力がまかなっている電気が全部作れます」というものだった。犬吠埼の沖合だけで、だよ。』 ・「全部作れます」などとは言っていません 東電&東大プロジェクトに参加している石原孟教授のレビュー( http://bit.ly/ekUVfB )によると、(1)東京湾を除く関東地方沿岸50km以内の洋上全域に風車を建てた場合 → 286.54 TWh/年の電気が作れます。これは東電の2005年の年間電力販売量288.7 TWh/年とほぼ同
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