人から薦められて読んだ一冊。恥ずかしながら、ルバイヤートもウマル・ハイヤームの名前も薦められるまで知らなかった。高校時代に表層的な知識を覚えるだけで、世界史を真面目に勉強しなかったツケがこういうところで来ている。 ルバイヤートとはアラビア語の四行詩を意味する「ルバーイー」という単語の複数形で直訳すると「四行詩集」というタイトルになる。11世紀にペルシアの詩人ウマル・ハイヤームによって書かれた。後述するが、詩の内容がイスラム教の教義と相反するため、イランを除くイスラム教社会ではハイヤームの死後ずっと見向きもされなかった(異端とされた)が、19世紀イギリスにおいて、エドワード・フィッツジェラルドが英訳したことにより一躍名を知られるようになった。 多くの日本語訳があるようで、調べた限りでは古いものも含めると10名以上の方がルバイヤートを日本語に訳してきたようだ。ペルシア語から直接訳したものや英語
すごく久しぶりの更新。前回の更新が正月だったので、9ヶ月ぶりか。昨年も長らく更新していなかったので、もうブロガーを名乗るのは無理だろう。そもそもブログなんて今の時代、廃れて久しいものだけど。 最近になって、更新せずアクセス数の激減したこのブログのことを好きだと数人から言われた。そう思ってくれる人達がいるなら、たまにはこうして更新したいと思うけれど、如何せん実際の生活が忙しいので、まとまった時間を取れないのが実情。特に科学関連のことを書くとなると、背景を調べ推敲するのに時間がかかるので、結局面倒になってやめてしまうことがほとんどだ。科学ネタは伝えてみたいこと、あるんだけれどね。 また、ブログの雰囲気も自分が頻繁に更新していた頃とは違うものになってきた。例えば、ブログで金稼ぎをするといった風潮をここ数年よく見かけるんだけど、そうした考え方は自分のブログのあり方とは相容れない。ブログに限らず、何
5月の半ばにNature Newsに掲載された記事で、世間の注目を集めるようなものでもなかったのだけれど、社会への影響が非常に大きい研究だと個人的に思ったので、2ヶ月遅れとはいえ備忘録を兼ねて、ブログに書き記しておきたい。 まず結論から言うと、理論上とはいえ、グルコースからモルヒネを作成できる遺伝子改変酵母の可能性が出てきた(参考)。もしこの酵母が実現した場合、麻酔など医療面での期待がある反面、簡単にモルヒネを作れるようになることから違法なアヘンの流通が助長されることも予想される。実際に自分もこの記事に言及した際、以下のようにコメントしていた。 酵母でのアヘン剤の生成ができる寸前のところまで来ているらしい。実現したら、アフガニスタンの経済が大きく変わりそう。 / “Engineered yeast paves way for home-brew heroin : Natu…” http:/
リリース、障害情報などのサービスのお知らせ
最新の人気エントリーの配信
処理を実行中です
j次のブックマーク
k前のブックマーク
lあとで読む
eコメント一覧を開く
oページを開く