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neuroscienceに関するkeloinwellのブックマーク (251)

  • 進化論的アプローチで意識の難問に挑む『意識と目的の科学哲学』

    「意識とは何か」という問題のスナップショット。 新書サイズのわずか85ページで、神経生理学、科学哲学、心の哲学の学際領域をコンパクトに圧縮している。いわば意識のハードプロブレムの最前線を切り取った小論といえる。読む前と読んだ後で見え方が変わってしまうをスゴを呼ぶのなら、書はその名に相応しい。この問題の捉え方そのものが変わってしまったのだから。 例えば、「意識の問題はヒトの問題なのか?」という切り口だ。 提唱者のD.チャーマーズが掲げた「脳の物理的な状態と、感じる、見る、思うといった主観的な経験との関連性を解き明かす」という命題には、 「ヒトにとっての」 という語句が隠れている。 わたしは今まで、問題文そのものを疑うことをせず、マリーの部屋とかクオリアについて学んできた。だが、立ち止まって考えると変だ。意識の問題は 「生物にとっての」 という語句から考えるべきだ。 アナバチは「愚か」な

    進化論的アプローチで意識の難問に挑む『意識と目的の科学哲学』
  • 2月20日 40Hzで明滅する光によるサイトカイン誘導(2月5日号 Journal of Neuroscience 掲載論文) | AASJホームページ

    AASJホームページ > 新着情報 > 論文ウォッチ > 2月20日 40Hzで明滅する光によるサイトカイン誘導(2月5日号 Journal of Neuroscience 掲載論文) 昨年の3月、40Hzの光と音で同時に刺激すると、脳内のミクログリアが活性化され、アミロイドプラークを除去する結果、アルツハイマーモデルで記憶が改善するという驚くべき論文を紹介した(https://aasj.jp/news/watch/9864)。更に驚いたのは、米国でこの40Hzの音と光を出すデバイスを販売している会社があるという事実だ(https://gammalighttherapy.com/)。米国の活力の源を見る感じがする。とはいえ実際には、光や音と脳波が同期してγ波が海馬で発生する結果だと解説したが、ではなぜγ波がミクログリアを活性するかはわかっていない。 今日紹介するアトランタ・エモリー大学から

  • 10月31日 時間をカウントする脳回路(Nature Neuroscienceオンライン掲載論文) | AASJホームページ


    91 Northwester
  • 10月28日模倣の神経回路(Natureオンライン版掲載論文) | AASJホームページ


    Kevin N LalandDarwins unfinished symphony song learning
  • 10月7日:数を数えるニューロン(11月7日号発行予定Neuron掲載論文) | AASJホームページ


    使one3辿調調 
  • 人間の知性をつかさどる固有の神経細胞「ローズヒップ・ニューロン」が発見される

    人間の知性はどこからくるのか?という疑問は古くからありますが、脳神経学においてもいまだに答えはみつかっていません。しかし、動物臨床試験でよく用いられるマウスなどのげっ歯類にはなく、人間の脳にはある「rosehip neuron(ローズヒップ・ニューロン)」と名付けられた新しい神経細胞が発見され、動物と人間を隔てる知性に関わっている可能性が指摘されています。 Transcriptomic and morphophysiological evidence for a specialized human cortical GABAergic cell type | Nature Neuroscience https://www.nature.com/articles/s41593-018-0205-2 A new type of neuron lurks in the human brain,

    人間の知性をつかさどる固有の神経細胞「ローズヒップ・ニューロン」が発見される
  • 「眠気の正体」ついに判明 神経細胞のたんぱく質が変化:朝日新聞デジタル

    眠気の正体は神経細胞の80種のたんぱく質群の変化であることを、筑波大などのグループがマウスの実験で突き止めた。このたんぱく質群は起きている間は「リン酸化」と呼ばれる現象が進み、眠ると元に戻る。この現象が神経細胞の疲弊と回復に関わっているらしい。論文は英科学誌ネイチャー電子版に掲載された。 これまでも不眠状態にしたマウスの脳内物質の変化を調べる実験はあった。だが、得られた結果が、眠くなるためなのか、眠れないことのストレスによるものかの区別ができなかった。 同大国際統合睡眠医科学研究機構の柳沢正史機構長らはストレスに関係なく遺伝的に睡眠時間が長いマウスを作製。このマウスと不眠状態にした通常マウスを比べ、眠気に関わる脳内物質の変化を調べた。その結果、80種のたんぱく質で、リン酸基が結合する「リン酸化」が進んでいることを見つけた。 この80種のうち69種はシ…

    「眠気の正体」ついに判明 神経細胞のたんぱく質が変化:朝日新聞デジタル
  • 6月15日:超音波による脳機能操作の真実(6月6日号Neuron掲載論文) | AASJホームページ


    11Nature使(Landhuis Nature 551:257, 2017)使使 66
    keloinwell
    keloinwell 2018/06/15
    "これまでの超音波による脳操作実験の全否定になっているといわざるをえない。"
  • 6月9日:紫外線に当たると記憶力が上がる?(=風が吹けば桶屋が儲かる?)(6月14日号Cell掲載論文) | AASJホームページ


    AASJ >  >  >69614Cell  National Laboratory for Physical Sciences at the Microscale614CellModerate
  • 脳マッピングをゲーマーにクラウドソーシングすることで新種のニューロンを発見することに成功

    プリンストン大学の研究者たちがクラウドソーシングにより25万人ものゲーマーの助けを借り、脳機能マッピングを行ったところ、新たに6種類のニューロン(神経細胞)を発見することに成功しました。 Princeton researchers crowdsource brain mapping with gamers, discover six new neuron types https://www.princeton.edu/news/2018/05/17/princeton-researchers-crowdsource-brain-mapping-gamers-discover-six-new-neuron 研究で用いられたゲームは、2012年に発表された3DパズルゲームEyeWire」です。記事作成までに26万5000人がプレイして1000万個以上の3Dパズルを解き、結果、3000個以上の

    脳マッピングをゲーマーにクラウドソーシングすることで新種のニューロンを発見することに成功
  • 12月13日:Delay Discountingて何?(Nature Neuroscienceオンライン版掲載論文) | AASJホームページ

    AASJホームページ > 新着情報 > 論文ウォッチ > 12月13日:Delay Discountingて何?(Nature Neuroscienceオンライン版掲載論文) タイトルを見てもその意味がすっと頭に入ってこない論文があると、ある意味ショックを感じる。今日紹介するカリフォルニア大学サンディエゴ校からの論文のタイトルに含まれているdelay discounting(遅れることを安く見積もる)がまさにそれにあたる。タイトルは「Genome-wide associated study of delay discounting in 23,217 adult research participants of European ancestry(ヨーロッパ出身の研究参加者23217人の中に見つかるdelay discountingの全ゲノム関連解析)」で、Nature Neuroscie

  • PDZD8による小胞体とミトコンドリアの繋留は哺乳類のニューロンにおいてCa2+の動態を制御する : ライフサイエンス 新着論文レビュー

    平林 祐介 (米国Columbia大学Medical Center,Department of Neuroscience) email:平林祐介 DOI: 10.7875/first.author.2017.138 ER-mitochondria tethering by PDZD8 regulates Ca2+ dynamics in mammalian neurons. Yusuke Hirabayashi, Seok-Kyu Kwon, Hunki Paek, Wolfgang M. Pernice, Maëla A. Paul, Jinoh Lee, Parsa Erfani, Ashleigh Raczkowski, Donald S. Petrey, Liza A. Pon, Franck Polleux Science, 358, 623-630 (2017) 要 約 小胞体

  • 11月27日:うつ病は脳血管の障害?(Nature Neuroscience掲載論文) | AASJホームページ

    分子メカニズムをたどって行くと、新しい組織発生の中には外界のストレス反応と共通の分子を使っている過程が多いことがわかる。例えば、毛の発生にはEDDAと呼ばれる炎症性サイトカインTNFファミリー分子が関わり、その結果ICAM等の接着因子が誘導される。同じように哺乳動物で進化したリンパ節やパイエル板、乳腺などもそうだ。もちろん、多くの病気も最近では炎症との関わりで考えられるようになっており、動脈硬化は言うに及ばず、糖尿病でのインシュリン抵抗性も慢性炎症として捉えるようになっている。 今日紹介するニューヨーク・マウントサイナイ医大からの論文は社会ストレスで誘導されるうつ病も血管の透過性が上昇することで始まる炎症に起因する可能性を示した研究で11月号のNature Neuroscienceに掲載された。タイトルは「Social stress induces neurovascular pathol

  • 脳はいかにして現実を認識するのか──『あなたの脳のはなし: 神経科学者が解き明かす意識の謎』 - 基本読書

    あなたの脳のはなし:神経科学者が解き明かす意識の謎 作者: デイヴィッド・イーグルマン,大田直子出版社/メーカー: 早川書房発売日: 2017/09/07メディア: 単行(ソフトカバー)この商品を含むブログを見る我々は"現実"をありのまま受け取っているわけではない。 いったん視覚情報や触覚情報といった身体表面から情報を受け取り、それを脳で解釈することによってはじめて"人間用に最適化された、人間用の世界"を構築する。我々はある種のフィクションの世界を生きているわけだ。 と、大層な語りだしではじめたけれども、書はそうした現実の解釈機関である脳についての一冊だ。著者は日でも『あなたの知らない脳──意識は傍観者である』で知られる神経科学者で、巧みな文章で脳科学の世界を紹介する伝達者である。書は著者が監修・出演したBBCのテレビ番組の書籍版であり、「人はどうやって決断を下すのか」、「人はどう

    脳はいかにして現実を認識するのか──『あなたの脳のはなし: 神経科学者が解き明かす意識の謎』 - 基本読書
  • China launches brain-imaging factory - Nature

  • 8月1日:手の器用なマウスを作成する(7月28日号Science掲載論文) | AASJホームページ

    今顧問をしているJT生命誌研究館のウェッブサイトでも月2回ブログを掲載しており、21世紀生物学の重要問題について自分なりに考えている。ゲノムの構造化、無生物から生物、脳と意識、とこれまで全く経験のない分野をまとめてきた上で、現在は言語の発生の問題に取りかかっている(http://www.brh.co.jp/communication/shinka/)が、調べるほど言語と道具使用の相互作用の重要さが実感される。事実、言語の発達とともに道具は急速に発展する。 しかし、精巧な石器を作るためには、言語だけではなく、器用な手を動かすための神経系を用意する必要がある。これについて私は、手を使う猿の進化の結果、新しい運動神経系が生まれてきたとすっかり思い込んでいた。実際手を支配する大脳皮質は大きな領域を占めており、脊髄での運動神経もずっと複雑な走行を示している。 ところが今日紹介する米国シンシナティ小児

  • 6月5日:水の味(Nature Neuroscience掲載論文) | AASJホームページ


    H2O6 The cellular mechanism for water detection in the mammalian taste system Nature Neuroscience 
  • 読むと思わず検査を受けたくなる一冊──『心を操る寄生生物 : 感情から文化・社会まで』 - 基本読書


     :  : ,西/: : 2017/04/15:  """""宿"
    読むと思わず検査を受けたくなる一冊──『心を操る寄生生物 : 感情から文化・社会まで』 - 基本読書
  • 5月7日:視床の神経活動調整機能 II(Natureオンライン版掲載論文) | AASJホームページ

    昨日は、学習したルールを思い起こして行動に移るまでの前頭前皮質の中での神経細胞同士のシナプスリレーを維持するために、視床の背内側核からの刺激が必要であることを示した論文を紹介した。 今日紹介するバージニア大学からの論文は、学習したルールに従って運動を起こす前に運動皮質前部(ALM)で観察される、いわば行動準備のための神経活動に視床との結合が必須であることを示した研究で、タイトルは「Maintenance of persistent activity in a frontal thalamocortical loop(前頭部の視床皮質ループの持続的活動を維持する)」だ。 この研究で使われている課題は少し変わっている。まずマウスのヒゲの前方あるいは後方を刺激して、どちらの刺激を受けたかを、鼻先に置かれた左右2つの標的のどちらかを舐めるという動作で表現できるように訓練する。ヒゲが刺激された後ブザ

  • 5月6日:視床の神経活動調整機能 I(Natureオンライン版掲載論文) | AASJホームページ

    Natureオンライン版に視床の神経機能についての論文が2編も出ていたので、紹介することにした。私たちの学生の頃は、視床を感覚刺激が大脳皮質に伝わる中継点として考えれば良かったが、最近の研究で実は脳全体のハブとして脳内各領域と相互に作用していることがわかっている。今の学生さんにはいないだろうが、脳幹は基的な生命機能を調節しているで済ませていたのは昔の話だ。 今日(1日目に)紹介するニューヨーク大学からの論文はマウスが課題として与えられたルールに従って行動するときに、このルールの維持に視床が関わっていることを示した論文で、タイトルは「Thalamic amplification of cortical connectivity sustains attentional control(皮質の結合を高める視床の作用で注意力を維持するとができる)」だ。 この研究では音で合図をした後、異なる二つ