主部品の取り換えを進めている堺港発電所の1号機。設備停止期間を短縮するため、休日などを使い34日間で作業を完了する予定という=8日、堺市(田村慶子撮影) 大飯原子力発電所3、4号機(福井県おおい町)の再稼働が見通せず、今夏に大幅な電力不足が見込まれるなか、関西電力は全28基(出力計1450万キロワット)の火力発電設備のうち13基(同685万キロワット)の点検時期を延期して夏に臨む。現場では点検延期によるトラブル対策を強化しているが、担当者は「トラブルのリスクは高まる」としており、電力需要の高まる猛暑の日にはトラブルを原因とした大規模停電の懸念が強まりそうだ。 「日常的な点検で(発電設備の)異常の早期発見に努めるしかない」。関電堺港火力発電所(堺市)の担当者は、電力需要がピークを迎える夏を前にこう述べ、供給力の低下に直結するトラブル回避への意気込みを語った。 同発電所1号機(出力40万キロワ
政府は、新潟県沖で油田・天然ガス田の商業開発に向けて試掘に入る方針を固めた。来年4月にも掘削を開始し、埋蔵量を3年かけて調査する。 地質調査の結果では国内最大の油田・ガス田となる可能性もある。 試掘地点は、新潟県の佐渡島から南西約30キロの水深約1000メートルの海底。2003年に周辺海域で試掘した際、少量の石油やガスの産出が確認されていた。 経済産業省資源エネルギー庁は、08年に導入した3次元物理探査船を使用して地層構造を精密に分析した結果、海底から2700メートル下にある地層のうち、約135平方キロに及ぶ範囲で石油や天然ガスの埋蔵の可能性があるとのデータを得た。面積はJR山手線内の約2倍に相当し、同庁は「面積では海外の大規模油田に匹敵する」としている。
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