ある日突然家を失う理由はさまざまだ。火事、地震や津波などの自然災害、そして戦争。人間が基本的な生活を営むためには、最低限の衣食住を確保する必要がある。難民支援といえば、食料や衣料品の配給をイメージするが、雨露をしのぐ住居の存在も人間の生存には不可欠だ。 国際NGOハビタット・フォー・ヒューマニティは建築技術を提供し、現地の人たちのコミュニティと協力しながら住宅を作る活動をしている。また、無利子・無担保で費用を融資することで、被災者が無理なく新しい生活を立て直す支援もしている。 だが、中東やアフリカなどの紛争地など大量の難民が発生する地域では、できるだけ早く大量のシェルターを用意しなければならない。それを支援している企業のひとつが、IKEAである。UNHCR︵国連難民高等弁務官事務所︶との協働で、IKEAは4時間で組み立てられる高品質なシェルター﹁Refugee Housing Unit﹂︵
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