国際と歴史に関するkenzy_nのブックマーク (7)
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日本の﹁国民食﹂は何か。それを決めるのは誰か。そこには国民の舌や胃袋以外の要因が絡んでくる。世界の国民食をめぐる本を出版した著名な料理ライターに、世界の知られざる事象を紹介する米トラベルメディア﹁アトラス・オブスキュラ﹂が聞く。 1889年、イタリアはナポリの粋なピザ職人でラッファエーレ・エスポジトという名の男が自作のパイを3種、ウンベルト1世の美しい妻サボイのマルゲリータ王妃に献上した。 伝承によれば、彼はそのうちのひとつを統一されたばかりのイタリア国旗の3色で作り、そしてもちろん、﹁ピッツァ・マルゲリータ﹂と名づけたという。 ナポリにある記念プレートは、ここで王妃がその食事をされたと誇らしげに言明している。このよく知られた話には、ひとつだけ問題がある。何ひとつ真実ではないのだ。 料理ライターのアーニャ・フォン・ブレムゼンは新刊﹃国民食──食と歴史と故郷の意味を世界中で探して﹄︵未邦訳︶
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アメリカが国連安全保障理事会の決議を得ずにイラクへの武力行使に踏み切ったイラク戦争の開戦から20日で20年となります。開戦の大義に掲げた大量破壊兵器はイラクに存在せず、アメリカの威信を傷つけ、その後の国際情勢にも大きな影響をもたらしました。 イラク戦争は、2003年3月20日、アメリカ軍による首都バグダッドへの空爆で始まり、独裁的だったフセイン政権は3週間で崩壊しました。 アメリカは国連安保理の決議をえないまま一方的に武力行使に踏み切りましたが、開戦の大義に掲げた大量破壊兵器はイラクに存在せず、当時、唯一の超大国だったアメリカの威信は大きく傷つき、国連の限界も露呈させる結果となりました。 イラクではその後、イスラム教の宗派間の対立や過激派組織IS=イスラミックステートの台頭などで治安の悪化が続き、イギリスの民間団体によりますと、この20年でおよそ20万人の民間人が犠牲となりました。 また、
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︻4月19日 AFP︼英イングランド北部リーズ︵Leeds︶の王立武具博物館︵Royal Armouries Museum︶で18日までの4日間、﹁国際馬上槍︵やり︶試合︵International Jousting Tournament︶﹂の競技会が開催された。国内をはじめ、ノルウェー、ポルトガルからの参加者たちが、騎士に扮︵ふん︶して試合に臨んだ。 今年の大会は、新型コロナウイルス感染拡大以降で初めての開催となった。 馬術と槍の技術、馬上で槍を突く正確さと打撃力などが得点の対象となる。優勝者には、博物館の﹁名誉の剣︵Sword of Honour︶﹂と、エリザベス女王︵Queen Elizabeth II︶在位70年記念のトロフィーが授与された。(c)AFP
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アフガニスタン・カブール市内にある軍閥指導者アブドルラシド・ドスタム前副大統領の邸宅で、温室の中でくつろぐイスラム主義組織タリバンの戦闘員︵2021年9月11日撮影︶。(c)Wakil KOHSAR / AFP ︻9月13日 AFP︼アフガニスタンを制圧したイスラム主義組織タリバン︵Taliban︶の戦闘員が、敵対する軍閥指導者で逃亡中のアブドルラシド・ドスタム︵Abdul Rashid Dostum︶前副大統領︵67︶の首都カブールにある豪邸を接収し、住んでいる。 タリバン戦闘員に占拠された邸宅からは、かつての支配層のぜいたくな暮らしぶりが垣間見える。厳格なイスラム主義を掲げるタリバンにとっては、長年にわたる汚職の産物と映る。 どこまでも続く長い廊下には分厚い緑色のじゅうたんが敷かれ、カラシニコフ︵Kalashnikov︶自動小銃を抱えた若い戦闘員がソファに体を深く沈めて眠っている。その
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朝鮮半島全土を荒廃させ、豊臣政権崩壊の要因ともなった十六世紀東アジア最大の国際戦争﹁文禄・慶長の役︵壬辰・丁酉倭乱︶﹂。どうしても戦地となった朝鮮半島を中心にして語られることが多いが、少し視点をずらして琉球・東シナ海を中心にして眺めてみると、同戦争の別の面が見えてくる。﹁文禄・慶長の役︵壬辰・丁酉倭乱︶﹂を巡る情報戦である。 ということで昨日の記事﹁琉球王国の興隆と衰退を中心に十六世紀東アジア貿易と島津-琉球外交略史﹂を話のまくらにしようと思っていた記事。主に上里 隆史 著﹁琉日戦争一六〇九―島津氏の琉球侵攻﹂の記述を中心に、いくつかの関連書籍・サイトを参照している。 朝鮮出兵計画は早くから明に漏れていた。そもそも、秀吉は幾度となく軍事的侵攻を仄めかす恫喝文書を東アジア諸国に送っていたこともあって、いつ攻めてきてもおかしくないという危機感が諸国にはあったが、それが朝鮮・明国への大規模侵攻と
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英南西部ドーセット︵Dorset︶の名門私立校シャーボーン校︵Sherborne School︶に在学中だった16歳のアラン・チューリング︵Alan Turing、1928年撮影、2012年6月22日提供︶。(c)AFP/SHERBORNE SCHOOL ︻12月24日 AFP︼第2次世界大戦︵World War II︶でドイツ軍の暗号解読に成功した英雄でありながら、同性愛の罪で有罪判決を受け、41歳で自殺した数学者アラン・チューリング︵Alan Turing︶に対し、英女王は24日、死後恩赦を与えた。 ﹁現代計算機科学の父﹂と称されるチューリングは第2次世界大戦中、ドイツ軍の暗号システム﹁エニグマ︵Enigma︶﹂の解読で中心的な役割を果たした。この解読が第2次大戦の早期終結につながったと評価する歴史家もいる。 だが1952年、当時﹁重大なわいせつ行為﹂と称されていた同性愛の罪で有罪とな
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