企業ネットワークの店舗や中小規模のオフィスではNTTグループの﹁フレッツ 光ネクスト﹂をデータ通信用途だけに使っているケースが多い。電話とFAXはISDNを利用する。ISDNは基本料金が月額3530円である。これをフレッツ 光ネクストの﹁ひかり電話﹂に移行すると500円になる。 さっさとISDNを止めてひかり電話にした方が得なのだ。筆者が運用しているネットワークでも、ひかり電話導入のための試験を2019年4月初旬に行った。 ひかり電話が登録されるとVPNが通信断 試験環境を使ってひかり電話の導入試験を行った。図1がひかり電話を入れる前の構成である。 CPE︵Customer PremisesEquipment︶とキャリアゲートウェイの間に、IPv6によるIPsecトンネルを張り、IPv4で動くユーザーの拠点間を接続している。CPEは自らが使うIPv6アドレスを生成するために、フレッツ網内