文化庁の文化審議会は訓読みが同じ漢字、﹁異字同訓﹂の使い分けの事例を示す手引きを42年ぶりに見直し、それぞれの漢字が持つ意味など詳しい説明を新たに加えました。 ﹁異字同訓﹂の新たな手引きは21日開かれた文化庁の文化審議会国語分科会でまとまりました。 人に﹁会う﹂、意見が﹁合う﹂など、同じ訓読みをする複数の漢字の使い分けについては、昭和47年に手引きがまとめられましたが、去年、文化庁が行った調査で﹁漢字の選び方で迷うことがある﹂という人が75%に上ったことなどから、42年ぶりに見直されました。 新たな手引きでは、それぞれの漢字が持つ意味や使い分けの考え方などが詳しく説明されているのが特徴です。 例えば﹁とぶ﹂については、スキージャンプのような空中を移動している状態を言う場合は﹁飛ぶ﹂を、フィギュアスケートのジャンプのように地面を蹴って高く上がる場合は﹁跳ぶ﹂を使うとしています。 ﹁すすめる﹂