sfに関するkimiko0217のブックマーク (4)
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2009年09月21日21:45 カテゴリ書評/画評/品評SciTech 古き良き最新 - 書評 - 地球移動作戦 早川書房井出様より献本御礼。 地球移動作戦 山本弘 ﹁地球に異星衝突﹂という、それこそSFでは使い尽くされたネタのはずなのに、きちんと21世紀に通用する作品になっているというのが素晴らしい。また、この手のネタではハードSFにきちんとなっている(はず--まだ検算したわけではないので)のも素晴らしい。 直球が大好きな人、おすすめ。特に小松左京ファン。 本作﹁地球移動作戦﹂は、こんなお話。 カヴァーより 西暦2083年、超光速粒子(タキオン)推進を実用化したピアノ・ドライブの普及により、人類は太陽系内のすべての惑星到達していた。観測プロジェクト︿クリーンアップ計画﹀により発見された謎の新天体2075Aの調査のため、新宇宙探査線DSS-01︿ファルケ﹀が派遣される。船長のブレイドをは
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2009年08月05日16:00 カテゴリ書評/画評/品評Love 事実は小説より喜なり - 書評 - 夏への扉 [新訳版] 早川書房高橋様より、まさかの献本御礼。 夏への扉 Robert A. Heinlein / 小尾芙佐訳 [原著:The Door Into Summer] 全く同じ作品なのに、これほど印象が変わるとは。 1988年にこの宇宙を去った著者に、見せて上げたい。 我々が、どれほど遠くに来たのかを。 そして、開けるべき扉が、どれほど残っているかを。 本作﹁夏への扉﹂は、日本で最も人気のあるSF小説の一つ。それだけに、献本者の高橋氏も指摘する通り、﹁(SF)業界の人には飽きられた﹂作品でもある。私自身、本作より﹁異星の客(Stranger in a Strange Land)﹂の方が好きだ。別に本作の主人公の名前がダンだからではない。Heinleinなのにエロがないから?それ
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・エア これは衝撃作。21世紀の世界に究極的な情報技術が登場したらどんな変化を及ぼすかを、寓話的に予言している。といっても、未来のハイテクそのものがテーマではない。原題はAir(or,Have Not Have)"。情報や金を持つ者、持たざる者の関係性がネットワークによってどう変わりうるのかこそ最大のテーマだ。 2020年、中国とチベットの間にある辺境の村で、メイは﹁ファッション・エキスパート﹂の仕事をしている。近代化から取り残された村にはネットもテレビもいまだ普及していない。彼女はときどき街を訪問して密かに情報を仕入れる。そして村に戻ると流行に疎い隣人たちを店に案内し、この服が都会で流行っていてあなたに似合うのよ、と指南する。村人が服を買ったら、メイは店側から仲介の手数料を得る。メイが情報を持ち村人は情報をもっていない非対称性から成立する情報ビジネスだ。 村の有力者の家に﹁テレビ﹂がやっ
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