(CNN) イランの国営メディアは4日、新型の短距離ミサイル「ファテフ110」の発射実験が成功したと伝えた。イランの核開発疑惑をめぐり欧米が同国産原油の禁輸などの制裁措置に踏み切ったが、イランと国際社会の緊張がさらに高まりそうだ。 国営プレスTVは、砂漠の発射台から打ち上げられたミサイルが地平線のかなたに落ちる映像を流した。国営イラン通信(IRNA)によると、バヒディ国防軍需相は「第4世代のファテフ110の発射実験が成功した」と発表し、「イランはこのようなミサイルを作ることができる数少ない国のひとつだ」と述べた。 ファテフ110の新型が登場したのは2年ぶり。IRNAによれば、300キロ離れた標的を正確に狙うことができる。 イランのミサイル開発をめぐっては、米国防総省が先月、今後3年以内に米本土に到達出来るミサイルの実験を実施する可能性があるとの報告書を発表し、懸念を示していた。
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