インタビューとこの世界の片隅にに関するkirakkingのブックマーク (9)
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2016年11月に公開されたアニメーション映画﹃この世界の片隅に﹄は、公開時は63館でスタート。人々の感動が広がり、拡散することで、370館まで公開が拡大。現在まで200万人以上が鑑賞し、2017年9月時点でなお上映が続くヒット作となった。 その深く緻密な内容とクオリティの高さから、本作は第40回日本アカデミー賞 最優秀アニメーション作品賞、第90回キネマ旬報ベスト・テン 日本映画第1位、第71回毎日映画コンクール 日本映画優秀賞・大藤信郎賞などを受賞。また、本作を手がけた片渕須直監督も第67回芸術選奨文部科学大臣賞、第59回ブルーリボン賞 監督賞、第90回キネマ旬報ベスト・テン 日本映画監督賞を受賞するなど、作品、監督ともに数々の映画関連の賞を獲得。さらに、現在は海外での公開も順次進んでいる。 この話題作﹃この世界の片隅に﹄のBD/DVDが、いよいよ本日9月15日に発売される︵関連ニュー
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その瞬間まで、確かにそこにあった街、暮らし、命。当時の人々の営みを丹念に描いた映画﹁この世界の片隅に﹂がロングランを続けている。主役のすずが見つめた風景から、失われたものに思いをはせる。原爆投下から、きょうで72年――。
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11月12日に公開されたアニメ映画﹃この世界の片隅に﹄が話題を呼んでいる。こうの史代氏の原作漫画のアニメ化となる本作では、太平洋戦争下の日本で“普通”に生きる女性・北條すずの生活が丁寧に描かれる。 公開時点では63館という上映規模で始まったが、口コミを中心に評判が広まり、興行収入3億円を突破し今なお客足を増やし続けている。 本作を手掛けた片渕須直監督は﹃魔女の宅急便﹄の演出補などを務めた後、﹃アリーテ姫﹄や﹃マイマイ新子と千年の魔法﹄を監督したことでも知られている。 前編では、そんな片渕監督に、原作との出会いから、2010年から6年という歳月を費やし、自腹を切ってまでアニメーション映画化に全力を注いだ﹃この世界の片隅に﹄への思いについて、お話をうかがった。 ※﹃この世界の片隅に﹄作品本編のネタバレを含む内容となります 文‥須賀原みち 原作者・こうの史代は﹁自分によく似た遠い親戚﹂ ──まず
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情熱クロスロード~プロフェッショナルの決断 音楽、スポーツ、文学、科学――。これらの世界には、高い才能を持つマエストロたちがいる。ジャンルを問わず彼らに共通するのは、他人にはマネのできない深い﹁情熱﹂である。常に新しい時代を創り出し、世の中をリードし続ける彼らは、日々何を見つめ、どんなことを考えているのか。知られざる﹁異才の素顔﹂にスポットを当てる。 バックナンバー一覧 2016年11月12日に全国公開されたアニメ映画﹃この世界の片隅に﹄が、口コミから動員数が増え続けるという異例のヒットを記録している。戦中戦後の広島を舞台に、広島市から呉市に嫁いだ主人公・北條すずと、夫・周作など普通の人々の暮らしを描いた作品だ。クラウドファンディングで製作費や海外進出のための資金調達を行なったことでも話題となった。監督の片渕須直氏に、製作の経緯や作品に懸けた思いを聞いた。︵聞き手/ダイヤモンド・オンライン
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現在ロードショー公開中のアニメーション映画﹁この世界の片隅に﹂の片渕須直監督に、日経ビジネスオンラインで﹁宇宙開発の新潮流﹂を連載している松浦晋也さんがインタビュー。意外に見える組み合わせですが、実は宮崎駿氏も一目置く航空史家である片渕監督と、航空宇宙の専門家にして映画マニアの松浦さんはのっけから噛み合わせ抜群。未読の方は是非、前編﹁﹃この世界の片隅﹄は、一次資料の塊だ﹂からお読み下さい。︵ちなみに、松浦さんの映画評をもっと読みたい方は、こちら︶ ︵編集部‥山中︶ 片渕須直︵かたぶち・すなお︶氏 アニメーション映画監督。1960年生まれ。日大芸術学部映画学科在学中から宮崎駿監督作品﹃名探偵ホームズ﹄に脚本家として参加。﹃魔女の宅急便﹄︵89/宮崎駿監督︶では演出補を務めた。T Vシリーズ﹃名犬ラッシー﹄︵96︶で監督デビュー。その後、長編﹃アリーテ姫﹄︵01︶を監督。TVシリーズ﹃BLAC
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映画が終わり、館内が明るくなった時、私︵松浦︶は右隣で観ていた老婦人が暗くなったスクリーンを見つめたまま、拭いもせずにぽろぽろと涙を流し続けているのに気が付いた。左隣は、高校か大学かの姉妹らしき2人組みだったのだが、2人とも手にハンカチを持っていて、時折目元を押さえていた。 私はといえば、︵とんでもない傑作をみた︶とくらくらする頭を振っていた。あらかたの涙は鼻に流れ、ぐすぐず鼻をすすっていた。 現在ロードショー公開中のアニメーション映画﹁この世界の片隅に﹂︵監督‥片渕須直︶である。 泣ける映画だが、泣けるだけの映画ではない。笑える映画だが笑えるだけの映画でもない。ホームドラマだがホームドラマというだけでもない。迫力の戦争映画だが、戦争一辺倒というわけでもない。 その全てだ。 地味と言えば地味な映画ではある。すずという18歳の絵を描くのが好きな女性が広島から呉に嫁ぎ、戦時下を生きる。その昭和
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﹁この作品こそ、今年のベストワン!!﹂﹁すばらしい!! 感動の涙が止まらない!!﹂などなど、11月12日の公開以来、絶賛の声が相次いでいる片渕須直監督のアニメ映画﹃この世界の片隅に﹄。今年は﹃君の名は。﹄﹃聲の形﹄とアニメ映画の傑作が続き、両作品とも作品的成功のみならず興行的にも成功を収めている。 ﹃君の名は。﹄とともに“3Kアニメ”と呼ばれる感動作 ﹃君の名は。﹄はスタジオジブリ作品﹃千と千尋の神隠し﹄の興行収入304億円に続く、日本製アニメ映画史上第2位の200億円が確実視されており、﹃聲の形﹄も興収21億円を突破した。これら2本のヒット作とともに“3Kアニメ”と称される﹃この世界の片隅に﹄だが、こちらは大手映画会社が絡んでいないインディペンデント作品で、オープニングスクリーン数も64と先の2作とは比較にならない小規模のマーケットで公開された。だが﹃この世界の片隅に﹄は多くの観客から拍
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リン(右)を演じた岩井七世さんについて、﹁複雑で難しい役だったと思いますが、岩井さんの声は素晴らしかった﹂と岩渕監督 (C)こうの史代・双葉社/﹁この世界の片隅に﹂製作委員会11月12日(土)に封切りされ絶賛の声が巻き起こっている﹁この世界の片隅に﹂。漫画とアニメーション――まったく違う媒体で同じメッセージを伝えるために、片渕監督は何をかえ何を残したのか。 監督へのインタビュー第3回、最後は物語の核心に触れるお話です。 ※本インタビュー記事は後半に物語の核心に触れる﹁ネタバレ﹂要素を含んでいます。まだ本作品をご覧になっていない方はご注意ください。 (中編からの続き) ――白木リンを演じられた岩井七世さんの艶っぽい声も印象的でした。 リンさんを演じてくれた岩井さんが最後に決まったキャストなんですよ。というのも、すずさんとリンさんのキャスティングはセットで考えなければならなくて。リンさんって
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