日経ビジネスオンラインでは、各界のキーパーソンや人気連載陣に﹁シン・ゴジラ﹂を読み解いてもらうキャンペーン﹁﹁シン・ゴジラ﹂、私はこう読む﹂を展開しています。※この記事には映画﹁シン・ゴジラ﹂の内容に関する記述が含まれています。 ゴジラが日本に上陸して都市を破壊するという未曾有の危機に、政府や官僚たちはどう対応するのか――。映画の中ではそれらの動きがリアルに表現されている。映画製作に際し、その再現のために制作陣が取材した人物の一人が、枝野幸男衆議院議員だ。 ﹁3.11﹂では巨大地震と大津波、原子力発電所の爆発事故という想定外の災害に際し、内閣官房長官として政府中枢の立場で対応した過去を持つ。災害時における政府の究極のリアルを知る枝野氏は、ゴジラという虚構を通した映画をどう見るのか。 ︵聞き手は白壁 達久︶ 枝野幸男︵えだの・ゆきお︶ 1964年栃木県生まれ、52歳。87年東北大学法学部を卒