光学に関する専門知識を必要としない低コストのDIY光シート顕微鏡システムを開発 透明化組織標本について、細胞解像度の網羅的三次元イメージングを容易に実現 オープンソース化により、すでに国内外の数十研究拠点がシステムを導入・運用中 生体組織は光学的に不透明であるため、内部の詳細構造を網羅解析するためには、膨大な量の薄切片を、一つ一つ観察する必要がありました。近年、この課題を解決する組織透明化 *1 技術 が提案され、生体組織をまるごと三次元観察することが可能となっています。しかし、化学的手法で実現できる組織透明化法が円熟化していく一方で、これを観察する顕微鏡技術が普及のボトルネックとなっています。自身の実験環境で、生体組織標本の透明化を達成できても、これを細胞レベルの解像度で網羅的に三次元観察するためには特別な顕微鏡装置が必要です。その第一選択肢が光シート顕微鏡 *2 で、組織透明化法と並行
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