帰宅途中の電車で、隣に座ったおじさんがブクマアプリを開いていた。 いけないことだとは思いつつ、アイコンを確認してしまった。 技術系のブクマページで何度か見たことある方だった。 なんだか不思議な気持ちになった。 俺の隣にはブクマカがいるのだ。 お話してみたい。 しかし、話しかけるのもマズい。覗き野郎だと思われる。 俺は思い立ち、そのブクマカがブクマしたページにメタブを付けた。 何層も、何層もメタブした。無言で。 そして、最後の階層にコメントを残した。﹁この話は創作です﹂と。 果たしてブクマカは気付いてくれるだろうか。
![隣のブクマカさん](https://cdn-ak-scissors.b.st-hatena.com/image/square/b1638cdb5807a4788e4ba3c1109a984166e095fc/height=288;version=1;width=512/https%3A%2F%2Fanond.hatelabo.jp%2Fimages%2Fog-image-1500.gif)