岩手県陸前高田市で今月6日に復元された﹁奇跡の一本松﹂のレプリカの枝葉が傾いていたことが分かり、市は枝葉を取り外して作業をやり直すことにしています。 津波に流されずに残った陸前高田市の﹁奇跡の一本松﹂は今月6日にモニュメントとして復元され、特殊な樹脂で作った枝葉のレプリカが幹に取り付けられています。ところが8日、市と業者が切断前の写真と比較したところ、枝葉が大きく傾いていて、幹に差し込む接続部分が曲がったまま固定されていたことが分かりました。 このため市は枝葉を取り外し、作業をやり直すことにしていますが、新しく枝葉を作って付け替えなければならず、完成までには時間がかかる見通しで、市は今月22日に予定していた一本松の完成記念式典を延期しました。 陸前高田市都市計画課の山田壮史課長は﹁一本松を予定どおりに復元できず、本当に残念です。1日も早く再生させたいです﹂と話していました。