31日にあった参院予算委員会で質問に立った自民党の宇都隆史氏が、韓国で開かれる平昌︵ピョンチャン︶冬季五輪の開会式に安倍晋三首相が出席することについて﹁首相を見ていると本当は行きたくないと感じる。インフルエンザもはやっているので罹患︵りかん︶するという手もある﹂と発言した。 宇都氏は﹁ある意味危険な地域に行くので、身辺警護なども含めて万全を期しながら無事に帰ってきていただくことを望む﹂とも述べた。首相に答弁を求めなかったため、首相は考えを述べなかった。 これに対し、希望の党の泉健太国会対策委員長は記者団に﹁公の場で首相にズル休みを提案するような与党のレベルにあきれる﹂と批判。質問時間の配分問題に関連し、﹁与党に︵多く︶配分されても、本当に意味がないと実感した﹂と皮肉った。民進党の大塚耕平代表も党会合で﹁いかがなものか。与党がかなり緩んでいる﹂と指摘した。︵竹下由佳 中崎太郎︶