地理空間情報の収集・解析を手が ける測量大手パスコは、海外でのM&A︵企業の合併・買収︶を活発 化させ世界規模での空間情報網の構築を進める方針だ。国土整備や都 市計画に加え、災害や環境問題での需要増を見込み、早期に市場を抑 え同社のデジタル技術の活用を組み合わせる考え。 パスコの杉本陽一社長は25日、ブルームバーグ・ニュースとのイン タビューで、M&Aは﹁今期を含めまだまだやる。世界の主要各国に拠 点を持ちたい﹂と意欲的な姿勢を示す。その上で﹁今は円高メリットも ある。良い売り物があれば積極的に買うつもりだ﹂との考えを示した。 杉本社長は﹁測量の仕事は緯度と経度と高さ、世界のどこでも基本 的な仕様は変わらない。技術的にはわれわれ日本の持つものが最高峰﹂ と説明する。 パスコは10月に米航空測量会社のキーストーン・エアリアル・サー ベイ社︵ペンシルベニア州︶の株式70%を取得し子会社化したば
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