「コンプリート(コンプ)ガチャ」問題、競争激化などソーシャルゲーム業界が試練に直面するなか、ディー・エヌ・エー(DeNA)が着々と業績を伸ばしている。9日に発表した2012年4~6月期連結決算(国際会計基準)は営業利益が183億円と前四半期(1~3月期)比5%増を確保。さらに「コンプガチャ」問題の悪影響が最も強まるとみられていた7~9月期の営業利益についても、4~6月期比で6%増えるとの予想を公
ポイントになりそうなのが、ここ数日報じられているように、ガチャの規制が企業業績に与える影響だろう。各社は、何らかの形で見解を出すものと予想される。正式発表が休み明けで報道や憶測などの情報が錯綜しているのと、実務上、ガチャの売上のうち、コンプの影響を分けるのは困難とみられる。このため、「コンプガチャを中止した場合、このくらいの影響が出る」といった試算までいかなくても、ざっくりと何割を占める、あるいは「ある・軽微・なし」といった程度のコメントが出るかもしれない。冷静に考えると、コンプガチャの業績への寄与度については、やや誇張されているような気もするのだが、果たしてどうか。 もうひとつは、国内ソーシャルゲーム市場の成長性を占ううえでも、各社の第4四半期の実績と、今後の見通しがこれまで以上に注目されるだろう。これまで前四半期比(QonQ)ベースで30%以上と高い利益成長を実現した各社だが、徐々に明
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