日本国内では2004年に﹁おサイフケータイ﹂が開始されて以降、10年以上にわたってサービスが提供され、﹁携帯電話を使って決済を行う﹂という行為が比較的広く認知されている。 一方で、この﹁モバイル決済﹂という仕組みが世界的に認知されたのは意外と最近の話だ。2010年ごろになり、携帯電話メーカー各社からNFC︵Near Field Communication︶技術に対応した端末が発表されるようになると、欧州や米国でこの技術を利用したモバイル決済サービスが出現するようになった。だがどれも長続きはせず、本格的な普及は2014年10月の米国で開始した﹁Apple Pay﹂を待つことになる。 Apple PayがNFCなどの﹁非接触技術﹂を使ったモバイル決済の中心であることは間違いないが、一方で中国の﹁Alipay︵支付宝︶﹂や﹁WeChat Pay︵微信支付︶﹂のQRコード決済のように、わずか3年程
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