![脳内を読み取りことばに変換 米研究グループが成功 | NHKニュース](https://cdn-ak-scissors.b.st-hatena.com/image/square/d628a696ecca723cd3b80164ba09c75aad569032/height=288;version=1;width=512/https%3A%2F%2Fwww3.nhk.or.jp%2Fnews%2Fhtml%2F20190425%2FK10011895801_1904250938_1904250940_01_03.jpg)
完全なるVRへのダイブには、 ①仮想の肉体を動かそうとしても現実の肉体は動かないようにする ②脳から出る信号のみで仮想の肉体を動かせるようにする ③仮想の肉体に起こった出来事を現実の肉体に起こった出来事に近いものとして認識できるようにする 以上の三点が必須です。(他にもあるかもしれませんが) ③は現在の技術で可能です。HMD(ヘッドマウントディスプレイ)を用いて仮想の肉体が見た情報を現実の肉体が見るように見ることができます。しかし、これは完全とは言えません。 ②は現在研究が行われているところですが、実現するとしても遠い未来の話になると思います。 ①もけっこうな問題です。現実の肉体を拘束すれば、手足が動かそうとしても動かない状態になり、仮想の肉体を動かすのに問題が生じると思われます。SAOのように脳から身体への出力信号を全て遮断してしまえれば問題はないのですが、これはそれこそ倫理的な問題や安
「意識のハードプロブレム」とは何かご存知だろうか。端的に言うと「物質である脳が、どのようにして非物質である意識体験を生み出しているのか」という脳科学の未解決問題のことだ。哲学者のデイヴィッド・チャルマーズによって1994年に提唱され、それまで神経科学的な分析によって意識に関する謎はすべて解けたと考えていた研究者たちに大きな衝撃を与えた。 彼らが解決済みだと考えていたのは、あくまで「脳内で情報がどのように処理されているか」という機能的な問題だけであり、「意識はなぜどのように生じるのか」というもっとも根本的な問題は、実は手つかずのままだった。いや、科学者たちはあえて目を背けていた、というのが正しいかもしれない。 意識の科学的な起源に関する問いは300年以上をさかのぼり、18世紀初頭ライプニッツは次のように述べている。 視覚や聴覚などの感覚意識(中略)が、どのような力学的な仕組みから形成されるの
記憶のメカニズムについて簡潔にまとまった脳科学者による入門本。超わかりやすく手堅い内容で120ページほどの分量と読みやすい、おすすめの一冊です。 記憶をコントロールする――分子脳科学の挑戦 (岩波科学ライブラリー) posted with amazlet at 14.04.17 井ノ口 馨 岩波書店 売り上げランキング: 46,030 Amazon.co.jpで詳細を見る タイトルの「記憶のコントロール」からもしかするとライフハック的な「記憶をコントロールする〇個の方法」みたいな何かを期待するかもしれないけれど、マウスに音を聞かせると同時に電気ショックを与えたら恐怖の記憶を覚えている、とか、側頭葉に電流を流したら被験者の記憶がよみがえったとかそういう脳科学の研究上、記憶のコントロールが可能となってきた事例のこと。 本書で紹介されているカリフォルニア大学サンディエゴ校ラリー・スクワイア教授の
マウスの脳を刺激して、実際に体験したこととは違う「偽の記憶」を作り出すことに成功したとする研究報告を、アメリカ・マサチューセッツ工科大学の利根川進教授らのグループが発表し、注目を集めています。 この研究を行ったのは、昭和62年に日本人で初のノーベル医学・生理学賞を受賞した、マサチューセッツ工科大学の利根川進教授と理化学研究所のグループです。 研究グループはまず、記憶をつかさどる「海馬」と呼ばれる部分に光を当てると、直前に記憶したことを思い出す、特殊なマウスを作り出しました。 そして次のような実験を行いました。 まずマウスを安全な箱の中に入れ、その場所の様子を記憶させます。 そして、このマウスを別の場所に移したあと、脳に光を当てて、直前にいた安全な箱の様子を思い出させながら足に電流を流し、2つの記憶が結びつくようにしました。 すると、このマウスは、安全な箱の中に入れても、身構えておびえるよう
ルーマニア首都ブカレスト(Bucharest)近郊の森で開かれたレーザー光を使ったイベントの様子(2011年5月14日撮影、資料写真)。(c)AFP/DANIEL MIHAILESCU 【8月13日 AFP】心臓まひを起こし死の淵に立った人が時に経験する、まぶしい光などの鮮明な「臨死体験」は、科学的に説明できるかもしれないとする研究論文が12日、米科学アカデミー紀要(Proceedings of the National Academy of Sciences、PNAS)に掲載された。脳は、血流が停止した後も30秒程度、活動を続けることが分かったという。 研究を行った米ミシガン大学(University of Michigan)の科学者らは、実験用ラット9匹に麻酔薬を投与して心停止を誘発させ、脳電図を記録した。その結果、心臓が停止してから30秒間にわたり脳の活動が急増し、精神状態が非常に高
犯罪の科学的研究が始まったのは1871年11月のある寒く曇った日の朝、イタリアの東海岸でのことだった。精神科医で精神に異常がある犯罪者の保護施設の医師でもあったチェーザレ・ロンブローゾは、ジュセップ・ビレラという名の悪名高いカラブリアの山賊の検死解剖を行っていてその頭蓋骨の下部に珍しいへこみを発見した。ロンブローゾはのちに犯罪学の父とまで呼ばれるようになるが、この特異観測がすべてのきっかけとなった。 ロンブローゾの物議を醸した学説には2つの重要な点があった。犯罪は脳の奇形に起因するところが大きく、犯罪者とはより原始的な種への逆行的進化だとしたのである。ロンブーゾは大きなあごや傾斜した額といった肉体的特徴に基づいて犯罪者を特定できると考えていた。そうした特徴の独自の測定を基に、彼は北イタリア人やユダヤ人を頂点とし、ビレラのような南イタリア人、ボリビア人、ペルー人を底辺に置く進化の序列を作成し
・天才が語る サヴァン、アスペルガー、共感覚の世界 自閉症でサヴァン症候群で共感覚者で、円周率22500桁を暗唱し、10ヵ国語を話す天才・ダニエル・タメットが語る脳の働きと可能性についてのエッセイ集。前作『ぼくには数字が風景に見える』は世界的ベストセラーになった。 最新の脳科学の実験の紹介や、自身の特異な脳の体験に基づく仮説の提示、人間の知性の構造特性の考察、記憶力や創造性の向上に向けたアドバイスなど、博覧強記の天才ならではの幅広い内容になっている。 ベテランの俳優が長い台詞を正確に覚えるコツの話が面白い。彼らは長文を機械的に覚えるのではなく、なぜ登場人物がそれを言うのか、という文脈を理解することで、記憶の「精緻な符号化」を行っているのだという。 「「肉体と精神と感情のすべてのチャンネルを使って、実際にいる相手や、想像上の人物に向かって台詞の意味を伝えるようにしなさい」と指示された学生は、
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