米国のプロレス団体WWEが、SNSに特化した新たなブランド「WWE Speed」を立ち上げた。試合時間は3分もしくは5分。新日本プロレスのNJPW WORLD TV王座、STARDOMのハイスピード王座の制限時間15分を大幅に縮めたことになる。若者を中心に人気のTikTokに代表されるタイパ(タイムパフォーマンス)の影響がプロレス界にも本格的に及んでいるのだろうか?プロレス界の新しいトレンドについて解説する。 Xとの契約で誕生WWE Speedとは、WWEが今年2月にX(旧ツイッター)と配信契約を結んだことによって生まれたブランドである。Xにとっては、独占的な動画コンテンツでスポンサーやユーザーの関心を惹くことができ、WWEにとっては多くの人の目に触れる機会を増やせるというメリットがある。試合は週に一度、年間52回の新しいエピソードがXにて独占配信されることになっており、そして、驚くべきは