自らのルール違反を指摘されて憮然とするTBSの松原キャスター︵中央︶。悔し紛れに﹁ひどい記者会見だ﹂と言い放った。=6日夕、衆院第2会館。写真‥筆者撮影= 陸山会事件の初公判後︵6日夕︶、小沢一郎・元民主党代表が開いた記者会見をめぐる報道は、各紙・各局とも批判一色だった。それをとやかく言うつもりはない。批判は自由だからだ。だが、事実をねじ曲げて自らを正当化するのは、戦中の大本営発表と同じではないだろうか。 記者会見の現場に臨んでいない読者︵国民︶が、騙される記述がある。それは﹁テレビ局記者が4億円の融資署名を聞いたことに小沢氏が答えなかった﹂とするくだりだ。 朝・毎・読は翌7日の朝刊で次のように報道している―― ﹁テレビ局の記者の質問は答えを得られず﹂︵朝日︶、﹁別の記者が質問する順番だとして質問者をたしなめた﹂︵毎日︶、﹁民放記者の質問を制止﹂︵読売︶ こうなった背景はものの見事にネグレ
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