日本の情報筋によると、トヨタは今年のパリ・オリンピック後、国際オリンピック委員会︵IOC︶との大規模なスポンサー契約を終了する予定だ。 2015年に初めて発表された際、韓国の2018年平昌冬季オリンピックから始まり、パリまでの4大会を対象としたトヨタの契約金は、約8億3500万ドル︵約1312億5000万円︶とされていた。 これはIOCが締結した史上最高額のスポンサー契約だと言われている。 しかし、共同通信が﹁情報筋の話﹂として伝えたところによると、トヨタはIOCのスポンサー資金の使い方に不満を持っていたという。情報筋によれば、その資金は﹁アスリートの支援やスポーツの振興に効果的に使われていない﹂という。 トヨタは2021年、新型コロナウイルス感染症によるパンデミックを受けて日本でのオリンピック広告を取りやめた。同社はそれを、日本国内の強いオリンピック反対の世論とIOCの大会開催への姿勢に