エンタープライズ・アーキテクチャ(EA)(注1)を考えるためのフレームワークで、組織(enterprise)という複雑な構造物を体系的に記述・観測できるように、各要素の範囲や関係を分類・整理したもの。IBMのコンサルタントだったジョン・A・ザックマン(John A. Zachman)が考案したことから、この名が付いた。 EAにおけるフレームワークとは、EAを設計・構築・評価するためのガイドラインとなるもので、ここに実際の組織の構成要素をあてはめていくことで、構造の整理・分析が行える枠組みをいう。ザックマンフレームワークは、企業階層(関与者)の観点を縦軸、5W1Hの観点を横軸に取った6行6列※のマトリクスで表現される。 ※ 最終行の「実際の企業」(functional enterprise)は関与者の視点ではなく、モデルや成果物も例示されていないので、これは数に入れずに「5行6列」と解説され
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