知人女性のネット銀行口座に1円ほどを送金し、摘要欄で会いたい趣旨を伝えるメッセージを送り続けたとして、兵庫県警尼崎東署は4日、ストーカー規制法違反の疑いで、同県尼崎市の板金設計業の男︵55︶を逮捕した。 逮捕容疑は10月11~29日、知人の女性︵39︶のネット銀行の口座に送金する際、摘要欄に﹁ハナシシヨウ︵話しよう︶﹂などと記して繰り返し送り続けた疑い。調べに﹁好きでやってしまった﹂と話しているという。 同署によると、男は飲食業で働く女性の客として知り合い、好意を持つようになったという。 送金は十数回にわたり、ほとんどが1円のみだった。摘要欄の文言は﹁カネカエセ︵金返せ︶﹂などもあり、女性宅に押し掛けるなど行為がエスカレートし、女性が同署に相談した。 ネット銀行の摘要欄を使ったストーカー行為の摘発は県内では初めてという。
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