ニューヨーク – アメリカ国内で、麻薬撲滅キャンペーンは長い間大規模に展開されながら成果を上げてこなかった。いまや1つの主要な薬物が承認の方向で動き出している。マリファナだ。多くの州でこの合法化の動きが進んでいる。しかし、ひとたび国境を越えると、アメリカが主導する麻薬との戦争は続いており、その関係者からはこの戦いを告発する声が上がっている。今の戦いは暴力やいさかいの新たな種をまいているようなもので、得られるものはほとんど何も無いのではないかと。 ﹁他国との関係改善の目的に沿って、好ましい関係を考えたとき、麻薬取り締まりにお金をつぎ込むのは間違った方向だ。まったく効果的ともいえない。﹂と麻薬批評家のSean Dunagan氏は語る。彼は以前に麻薬取締局 ︵DEA︶ の情報分析の専門家として通算で5年間グァテマラとメキシコで働いた経験がある。
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