インドとドイツに関するlaislanopiraのブックマーク (5)
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カーストといえば、多くの方がインドを想起するかもしれないが、本書はアメリカの話である。カーストこそがアメリカ社会のヒエラルキー構造であり、社会秩序を維持するための手引きであり、対立の基盤でもあると著者は説く。 著者はアフリカ系アメリカ人の女性。ヒエラルキーに抗うことにより獲得した自由な視点で、自由の国アメリカの水面下に広がる、不自由や差別の構造を鬼気迫る筆致で描き出した。 まず、アメリカ社会における人種のヒエラルキー構造を浮かび上がらせるため、2つの補助線が引かれる。それがナチスドイツにおけるカースト制度、そしてインドのカースト制度であった。 本書で印象的なエピソードが紹介されている。かのマーティン・ルーサー・キング牧師は、ある日インドの高校を訪れたとき、校長にこのように紹介され唖然とする。﹁みなさん、アメリカ合衆国から来た、みなさんと同じ不可触民の方を紹介しましょう﹂ しかし、その後ほど
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米国から帰国し、英ロンドン︵London︶の首相官邸前でトレードマークの勝利のVサインを見せるウィンストン・チャーチル︵Winston Churchill︶英首相︵撮影︶。(c)AFP ︻9月11日 AFP︼第2次世界大戦中の英首相ウィンストン・チャーチル︵Winston Churchill︶が、インド人に対する人種的嫌悪感から、飢饉にあえぐインドへの援助を拒み、数百万人を餓死に追いやったと主張する本が出版された。 第2次大戦中、日本軍がインドへのコメの主要輸出国だった隣国ビルマを占領した後も、英国人が支配する植民地総督府は、兵士や軍需労働者にしか備蓄食糧を開放しなかった。パニック買いでコメ価格は高騰。また日本軍が侵入した場合に植民地内の輸送船や牛車が敵の手に渡ることを恐れた総督府は、これらを押収したり破壊したりしたため、流通網も破壊された。 こうして1943年、﹁人為的﹂に起きたベンガル
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夫婦同姓、厳しい国際世論=国連、法改正を勧告 夫婦同姓の規定を改めない日本に対する国際世論は厳しさを増している。国連の女性差別撤廃委員会は法改正を繰り返し勧告。別姓も選択できる制度を採用する国が増え、同姓を強制する国はほとんどないのが現状だ。 ﹁同じ気持ち、助けられた﹂=夫婦別姓目指す団体−80年代から各地に 国連は1979年、男女平等を目的に女性差別撤廃条約を採択し、締約国からの報告に基づいて実施状況を検討する同委員会を設置した。日本は85年に締結した。 委員会は2003年と09年の勧告で、民法が定める夫婦同姓、女性の再婚禁止期間、男女の婚姻最低年齢の違いを﹁差別的な規定﹂と批判。法改正するよう求めた。 しかし、日本は勧告に従っておらず、14年の報告では﹁法改正は国民の理解を得て行う必要があり、国民意識の動向の把握と、議論が深まるような情報提供に努めている﹂と弁明した。 衆院調査
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