ぼやっと思っていることを、形にしてみます。 ぼくはずっとソフトウェア開発は﹁工学﹂だと思っていました。コンピュータサイエンスの部分はあるけれど、再現可能にしていくには工学的な要素が重要です。だから、オブジェクト指向や構造化設計といった設計技法、テスト技法はとても大事。しかし、いざ﹁現場﹂のソフトウェア開発となると、プロジェクトのスケジューリングや調達、納期やコスト、といったプロジェクト管理の側面が強くなります。ここは、ソフトウェア開発プロジェクトを成功させるためにはとっても大事。 さて、大事であることは大事なんだけど、この2つ︵ソフトウェア工学とプロジェクト管理︶をやっていれば成功する、というものではないのです。実は、プロジェクトに参加している人が﹁いいものを作りたい﹂と思っているかどうか。この1点が、50%以上のファクタでプロジェクトの成功に効いて来る、と気づいたのは2000年にアジャイ