[ 事件 index / 無限回廊 top page ] 下山事件 ︻ 遺体発見 ︼ 1949年︵昭和24年︶7月6日午前0時25分、上野発松戸行きの国鉄︵現・JR︶常磐線最終電車2401Mが都内足立区五反野︵ごたんの︶南町の、東武鉄道との交差点ガード付近を通過中、椎名利雄運転手が小雨に濡れた線路上に、死体らしき物を発見し、次の駅の綾瀬駅に、午前0時26分に到着すると、ホームにいた安部献次郎助役に知らせた。 ﹁おい、東武線のガードのそばに、女のマグロ︵轢死体︶があるぞ!﹂ 安部助役はすぐ、松本正四郎改札係、岸勝弥駅手を呼んでカンテラを持たせ現場に行かせた。カンテラで死体を探すと、肉付きのいい、裸の胴体がうつ伏せに線路のわきにあった。現場に行った2人は小菅刑務所裏の警手詰所から安部助役に電話で、首と手足のない胴体がレール横に転がっていたが、肌が白かったので女の死体らしいという報告を