古川竹二 は現在の血液型性格判断の開祖とも言える人物である(最初に言い出した人物というわけではないが)。東京女子高等師範教授をつとめた教育学者である。彼を含めた血液型性格判断の歴史的事情については、拙ブログのエントリ﹁血液型性格判断前史 ﹂をご覧いただきたい(無論、不完全な紹介である。血液型性格判断の初期史については、大村政男﹃新訂 血液型と性格﹄に詳しい)。 さて、古川竹二は戦前の人物なので、なかなかその文献に直接触れる機会は多くない。心理学者による紹介がPDFになってあちこちに散在してたり、﹃現代のエスプリ﹄の特集﹁血液型と性格 その史的展開と現在の問題点﹂に割と詳細に述べられている程度である。ネット上で見られる詳しいものとして、﹁古川竹二の血液型気質相関説の成立を巡って : 大正末期~昭和初期におけるある気質論の成立背景 ﹂(佐藤達哉、渡邊芳之)をここでは挙げておこう。 ところが、幸
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