小沢氏の第1回目の不起訴が決まった後の3月のサンデープロ ジェクト︵テレビ朝日︶で、出席していた検察サイドを擁護する 宗像紀夫弁護士は、小沢氏不起訴について意見を求められたので す。そのとき宗像氏は﹁この後は検察審査会を中心とする展開に なりますから﹂と自信ありげに述べたのです。私はこれを見てい て、検察と検審は一体なんだなと思ったのです。 そしてその第5検察審査会は小沢氏に対して﹁起訴相当﹂を議 決しています。かくして再びボールは検察に戻ってきたのですが 実は、検察がいつ不起訴処分を出すのかに注目が集まっていたの です。検察自らが起訴する可能性もあったのですが、もしそれを やると、民主党から﹁選挙妨害﹂との批判が出て、収拾がつかな くなってしまうのです。 そこで、検察としては早めに小沢氏に不起訴処分を下し、検察 審査会に委ねてしまう作戦に出たのです。そうすると、参院選が 予想される7月1
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