フランスのパリで起きた同時テロ事件の首謀者とみられるモロッコ系ベルギー人の男の死亡が19日に確認されました。フランスのカズヌーブ内相は、事件前には、この男の動向を把握していなかったことを認めたうえで、20日に開かれる緊急のEU内相会議でテロの予防のため各国に連携強化を求める考えを示しました。 この男について、カズヌーブ内相は19日の記者会見で、﹁事件前にヨーロッパやフランスに入っていた可能性を示すいかなる情報もヨーロッパの国からは寄せられなかった。この男が、一時、ギリシャにいたという情報が、事件後の16日になってヨーロッパ域外の国から提供された﹂と述べ、フランス当局は、事件前アバウード容疑者はシリアにいたと考えていて、その動向について把握していなかったことを認めました。そのうえで、EU加盟国の間でもテロの予防に必要な情報の共有などが十分に行われていないとして、20日に緊急に開催されるEUの
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