大野左紀子 米國領事館でまた會ひませう|東8番|note 1. テキストにおける時制の混在﹃米國領事館でまた會ひませう﹄と名付けられたこのテキストは、一読すると、”狂人”Mとその仲間たちの8月3日の行動を第三者的視点から記述した体裁になっている。書き手である自称・室伏良平がMを”狂人”と設定しているらしい理由は、﹁狂氣﹂という言葉が3回出てくることからも推測できる。 しかしMとはどう考えても自称・室伏良平本人であろう︵Mは室伏の頭文字︶から、これは自称・室伏が自身の行動をアイロニーを込めて記したものと考えてよいだろう。ちなみに彼はこのテキストを﹁ポエム﹂と呼んでいる。 ﹁ポエム﹂として8月4日のnoteに記述されたところによれば、前日の8月3日、次の新型爆弾が3日後の8月6日に日本に落とされると﹁知つてゐた﹂Mは、日本を守る在日米軍にそのことを知らせるという﹁國民の義務﹂を果たすべく、仲間
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