衆院内閣委員会でタブレット端末を使った議員(右)の質問をタブレット端末を手に聞く平井卓也科学技術担当相(奥左)=国会内で2019年4月26日午前9時4分、川田雅浩撮影 26日の衆院内閣委員会の審議で、委員の質問や政府側の答弁の際にタブレット端末が使用された。衆参両院事務局によると国会審議中の使用は初めて。紙の資料を減らすペーパーレス化などを求める国会改革が、衆院では一歩前進した形だ。ただ、同じく改革のテーマに挙がっている党首討論については与野党が折り合わなかった。 行政手続きの電子化を進める「デジタル手続き法案」の審議冒頭、牧原秀樹委員長(自民党)がタブレット端末に示された開会の文言を読み上げた。その後、自民党の牧島かれん氏や国民民主党の浅野哲氏、平井卓也科学技術担当相も端末を片手に質疑・答弁した。通信機能のあるタブレットは外部からの追加情報を受け取ることも可能で、審議が形骸化するとの懸念
厚生労働省は26日、児童養護施設や里親家庭などで、子ども同士の性的な問題を2017年度に計732件確認したと発表した。調査は、児童養護施設での性暴力に関する民事訴訟で被告の三重県が資料を開示したことなどを背景に実施された。施設での子ども間の性的な問題はこれまでも関係者を悩ませつつ実態把握が進んでいなかっただけに、一定の意義がある。 学校と違って子どもの生活の場である施設は、どうしても職員の目が届かない時間や場所がある。被害も訴えにくく、発見は難しい。被害者が後に加害者となる「連鎖」も指摘される。対策は急務だが、調査では施設の半数程度が「性的な問題への対応ノウハウが不足している」と感じていることも判明した。
兵庫県明石市の泉房穂(ふさほ)市長(55)の暴言問題に端を発した出直し市長選(3月17日投開票)は泉氏が圧勝した。次点にトリプルスコア以上という得票に、任期満了に伴う統一地方選(4月14日告示)での市長選に対抗馬はなく、無投票で4選を決めた。子育て施策など実績への評価が一番の勝因だが、騒動は逆風どころか「市民のために熱くなる市長」というイメージに転化し、追い風になったようにも思った。 暴言問題が矮小(わいしょう)化されたことに、私は危うさを感じる。泉市長に対する市民の総合的評価は受け止めつつ、ハラスメントに関する認識については誤った方向へ進まないよう求めたい。
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