駐車場に関するmashoriのブックマーク (2)
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いま、樹︵いつき︶さんとまなみは、仕事で一週間ほど家を空けている。屋久島で、ぼくの妹と自身で営むアジアンショップ﹁sipini﹂の仮出店をしているようだ。ぼくはとくに撮影の予定もなく、家にこもりながら、こまごました仕事を片づける日々が続いている。 だれもいない平屋は、がらんとしていて、広い。 すっぱだかになって、踊って、わなないて、でんぐりがえりをしても、反応はない。こんなに広かったっけなあ。 気配が欲しいなと思い、﹁デッちゃん﹂と名付けているロボット掃除機に毎日がんばってもらっている。きゅるきゅる転回しながら、けなげに部屋中をかけめぐるデッちゃん。えらい。ありがと。 ひとりで鍋を食べる。白菜と豚肉とマロニー。メガネが湯気でくもっても笑うものなし。見えぬままに、水浴びをしているイエアマガエルのアルさんに、にやりと笑いかける。見えぬけれども、きっとアルさんは、しずかにほほえんでいる。 夜、ふ
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ある日突然、駐車場にとめてあった車のワイパーのゴム部分が引きちぎられ、あたりにばらまかれる。そんな奇妙な﹁事件﹂が、大分市の三佐︵みさ︶地区で相次いだ。子どもたちが通う小学校のほか、月10台ほどが被害に遭ったところもある。だれが、何のために? そして、その被害を激減させた秘策とは――。 被害が集中するのは、三佐5丁目。大分市東部で臨海工業地帯に近く、住宅が多いエリアだ。市によると、ほかの地域で被害は確認されていないという。 地元の市立三佐小学校では、3年ほど前から敷地内の3カ所の駐車場で被害が出るようになった。ワイパーのゴム部分が﹁さきいか﹂のように裂かれ、至る所に落ちていたという。2013年夏からの半年間の被害は、落ちていたゴムを回収しただけで約20本に及んだという。 犯人は、カラスだった。 三佐小近くにある公民館の職員、野上美王子さん︵45︶は13年秋、小学校の駐車場でカラスが3台の車
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