愛知県に住む30代の女性は、娘の様子を見ながら疑問に思った。1歳をすぎたのに、指さしや発語をなかなかしない。人見知りや﹁場所見知り﹂も激しい。 ﹁ひょっとして自閉症スペクトラム障害︵ASD︶?﹂1歳半健診の際に相談すると、地域の相談窓口である﹁発達センター﹂内の療育を紹介され、週1回通うことになったが、悩みは尽きなかった。 ﹁私の中で、娘がASDであることは確定していたが、知的障害を併発しているかどうかが気になっていた。週に1回療育に通うだけで、それ以外の時間はずっと娘と二人きり。その時間がとても長く、もっと支援につながりたいと思っていた﹂ ASDや注意欠陥多動性障害︵ADHD︶、学習障害︵LD︶など、発達障害の疑いのある子どもが増えている。ところが、すがる思いで医療機関を受診しようとしても、初診までに数カ月待ちというケースが珍しくない。﹁2年後﹂と言われた人も。なぜこんなに待たされるの
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