リファレンスマニュアルの記述方法を検討し、埋め込み方式のドキュメントツールを採用したとします。Rubyで埋め込み方式のドキュメントツールを使うとしたらRDocかYARDになります1。 RDocからYARDへの移行方法につなげたいのでYARDを使う方向で話を進めたいわけですが、その前にRDocとYARDの背景や機能の違いを確認しておきましょう。 RDocの背景 RDocはRuby 1.8.1からRuby本体に標準添付されています。Ruby1.8.1は2003年のクリスマスにリリースされているので、もう7年くらい前になります。Ruby本体や標準添付されているライブラリもRDoc用にドキュメントが書かれていますし、Rubyで標準的なドキュメントツールといえばRDocという存在です。 RDocは2004年くらいまではRuby本体のリポジトリ上で活発に開発されていましたが、それから数年は開発が停滞し
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