この春、岐阜市に住む12歳の小学6年生が門出を迎える。心は女性だが、体は男性という性同一性障害︵GID︶。中学校への進学を機に、自分らしく生きたい――。不安な気持ちを抱えながらも、両親や学校、友だちに支えられ、大きな一歩を踏み出そうとしている。これからはこう呼んでほしいと、﹁あおい﹂という名前を自分でつけた。4月から、セーラー服に袖を通す。 ﹁パパ、見て。似合うでしょ﹂ 22日、岐阜市の自宅の居間で、あおいさん︵12︶はこの日買った黒いブレザーと赤いスカートを着て、父︵46︶と母︵49︶に披露した。25日の卒業式に着る洋服。﹁卒業式はやっぱり黒と赤でしょ﹂と目を輝かせた。
![春から私はセーラー服 12歳、性同一性障害明かし進学:朝日新聞デジタル](https://cdn-ak-scissors.b.st-hatena.com/image/square/8342f3babed584b593ddae57adb1e4e4892976a1/height=288;version=1;width=512/http%3A%2F%2Fwww.asahicom.jp%2Farticles%2Fimages%2FAS20140322002895_commL.jpg)